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Dr.武藤の「ちょっとドキドキ在宅医療」⑤~コロナ~
2021-09-16
在宅医療にもコロナが影を落としている。神奈川県もコロナ第5波で病床がひっ迫している。このためコロナの自宅療養者が9000人近くにも上っている。在宅医療でも自宅療養中のコロナ陽性者を訪問するなど、コロナの影響が身に迫っている。
われわれ医療従事者は真っ先にコロナワクチンを接種した。その後、患者さんのお宅にワクチンの個別接種に出向くことも多くなってきた。ワクチンの入ったアイスボックスを肩に、患者宅を訪問して、問診をして、ワクチン接種をおこなって15分間の接種後の状態観察を行って帰ってくる。
先日も在宅でご主人を診ているお宅に伺って、患者さんの奥さんにワクチンを接種した。ご主人はデイサービスに行かれていて留守宅だったので、奥さんにワクチンを接種して、15分の観察時間に、ご主人の様子など話題にお話しを伺って帰ってきた。
そのあと2日後にクリニックにその奥さんから電話が入った。なんとワクチン接種をしてから2日後に発熱があり念のために行ったPCR検査で陽性が出たというのだ。ガイドラインによると発症前2日間に接触した者は濃厚接触者に該当する。たしかに自宅でマスクをしていない奥さんとは1メートル以内で15分間お話をしていた。こちらはマスクをしていたが、感染力の強いデルタ株だったら危ない。
一緒にワクチン接種に行った看護師さんと「あれ~!、われわれも濃厚接触者?!」と悲鳴をあげた。ちょうどオリンピックの開会式の連休に当たっていたので、自宅待機として様子をみていた。とくに症状もないので、オリンピックのテレビ中継を見て過ごしていた。
翌週の週明けには特に症状もないので、職場に復帰した。でもひやひやした。コロナはどんなに気を付けていても突然やってくる。
コロナが収束する日、インフルエンザ並みになる日はいつ来るのはいつだろうか?

著者
武藤正樹
社会福祉法人日本医療伝道会衣笠病院グループ相談役
社会福祉法人日本医療伝道会衣笠病院グループ理事 よこすか地域包括ケア推進センター長 1949年神奈川県川崎市生まれ。1974年新潟大学医社会福祉法人日本医療伝道会衣笠病院グループ理事 よこすか地域包括ケア推進センター長 1949年神奈川県川崎市生まれ。1974年新潟大学医学部卒業、1978年新潟大学大学院医科研究科修了後、国立横浜病院にて外科医師として勤務。同病院在籍中1986年〜1988年まで当時の厚生省の留学制度でニューヨーク州立大学家庭医療学科留学。1988年厚生省関東信越地方医務局指導課長。1990年国立療養所村松病院副院長。1994年国立医療・病院管理研究所医療政策研究部長。1995年国立長野病院副院長。2006年より国際医療福祉大学三田病院副院長・国際医療福祉総合研究所長・同大学大学院教授、2013年4月より国際医療福祉大学大学院教授(医療経営管理分野責任者)、2010年より国際医療福祉大学クリニックで外来診療にも携わる。
武藤正樹の著書

