トップコラムDr.武藤の「ちょっとドキドキ在宅医療」⑲ ~川崎の下町のかかりつけ医~

Dr.武藤の「ちょっとドキドキ在宅医療」⑲ ~川崎の下町のかかりつけ医~

2022-12-05

昭和の戦後間もない子供のころ現在の神奈川県川崎市川崎区小田で育った。小学校のころお世話になった診療所の先生のことが今でも忘れられない。自分がかかりつけ医を考えるとき、最初に思い浮かぶのが小田の診療所の口数は少ないけれど頼りがいのあるその先生のことだ。  小田の商店街の裏道の奥まった場所にひっそりとその診療所は立っていた。風邪をひいて、その薄暗い診察室に入ると、まず最初に目に飛び込んでくるのが机の上に並べられた血沈の測定ガラス棒だ。血沈とは赤血球沈降速度のこと、ガラス棒の中に抗凝固剤をまぜた血液を入れて垂直に立て、赤血球が沈んでいく速度を計る。血沈速度が亢進していれば炎症が疑われる。薄暗い診察

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武藤正樹

著者

武藤正樹

社会福祉法人日本医療伝道会衣笠病院グループ相談役

社会福祉法人日本医療伝道会衣笠病院グループ理事 よこすか地域包括ケア推進センター長 1949年神奈川県川崎市生まれ。1974年新潟大学医社会福祉法人日本医療伝道会衣笠病院グループ理事 よこすか地域包括ケア推進センター長 1949年神奈川県川崎市生まれ。1974年新潟大学医学部卒業、1978年新潟大学大学院医科研究科修了後、国立横浜病院にて外科医師として勤務。同病院在籍中1986年〜1988年まで当時の厚生省の留学制度でニューヨーク州立大学家庭医療学科留学。1988年厚生省関東信越地方医務局指導課長。1990年国立療養所村松病院副院長。1994年国立医療・病院管理研究所医療政策研究部長。1995年国立長野病院副院長。2006年より国際医療福祉大学三田病院副院長・国際医療福祉総合研究所長・同大学大学院教授、2013年4月より国際医療福祉大学大学院教授(医療経営管理分野責任者)、2010年より国際医療福祉大学クリニックで外来診療にも携わる。

武藤正樹の著書

病院経営MASTER VOL 9.1

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